E-Myth「はじめの一歩を踏み出そう」:自分が成長する以上に事業は成長しない。

カテゴリー: 富の豊かさ

「起業家はだれもが3重人格」。
なんだそれって思いました?

僕もびっくりしたんですけど、それがこの本のキーでもありました。

だれもが「起業家」「マネージャー」「職人」3つの人格を持っている。
そして、一日中ひとつの人格だけが活躍して、他の人格を否定したりコントロールしてしまうのが事業がうまくいかない理由。

どれかの人格が悪いわけじゃない。
毎日3人の人格と作戦会議をしてお互いに協力させ合わないといけない。

よく自分はマネージャータイプ、とか職人タイプ、あの人は起業家タイプ、みたいな分析はあっても、
「起業家はみんな自分の中に3つの人格を持っている」という視点は新鮮でした。

ほとんどのスモールビジネスがうまくいかない理由とは?

だいたいスモールビジネスを始める人は最初職人が多い。
「この分野ではプロフェッショナルだから、自分で旗あげして今の社長なんかより上手くやっていけるわ!」という高揚に任せて独立しちゃう。

だけど自分が居ないと事業にならないときは、幼年期。
自分がいなくてもお客さんが満足できる仕組みを作らないといけない。

そうじゃなきゃ一日14時間週7日はたらいて完全に燃え尽きちゃうことになる。

事業を経営するということと、仕事を抱えるということは結局違うこと。
だからこそ、
自分が好きなことを仕事にしたいといって、必ずしも会社やめて起業しろとはならない。 
起業したらもう職人ではいられなくなる。企業家の自分、マネージャーの自分、職人の自分の3人が全員活躍できるようにならなくちゃいけないんだから。

職人の自分が悪いのではなく、職人がマネージャーや起業家の役割を無視してしまうと、いろいろな問題がでてきてしまう。

これが80%のスモールビジネスが1年以内につぶれて、たとえそれを生き延びでもそこから5年以内にまた80%が消えていく理由でした。

それじゃーどうすればよかった?


1. その事業の価値はなんだろう、からはじめる

起業家の仕事は、疑問を持つこと、想像すること、夢を見ること。そしてありとあらゆる可能性を追求すること。

企業家がビジネスモデルをつくる時には、十分な調査を行い、チャンスを見つける。チャンスが見つかれば、顧客が抱えている不満を解決するような方法を考える。その方法は具体的なもので、かつ顧客の立場から考えられたものでなければいけない。

自分ができることを見つけて、その売り方を考えるやり方は職人のやり方で、自己満にすぎない。

商品やサービスを売ってるのではなくて、価値を売っている。

顧客が出ていく時に手に取っているのは安心か、幸せか、興奮か、思いやりか、なんだろう。

それを考えることからただの職人であることを辞め、
起業家としてのスタートがはじまる。

2. 他人に任せてもこの事業がうまくいくか?を考える

これが最も重要な質問で、この質問に答えられなければまた自分の中の職人が暴れだしてきてしまう。

他人にまかせても上手くいかないとダメな理由はズバリ、スモールビジネスこそ、同じ質を提供し続けることが最も大事だから。

毎回のサービスに一貫性のないことが一番がっかりする。
同じ行動をとっているのにもかかわらず怒られたり褒められたりするのが一番こどもにとって混乱するし最悪。

そこで無能な経営者でも上手くようなモデルか?という視点を取り入れなくちゃいけない。

フランチャイズの真似をして、事業の試作モデルとして自分の事業を扱う。*フランチャイズの真似をするのであってフランチャイズを買うことをはすすめてない。

McDonaldみたいに世界展開したとして、何千軒も店ができて、そのどれもが同じ質を届けられるか?

3. 最初から、なりたい姿で事業を回す

マネージャーと起業家の両方の自分がここで発揮されなくちゃーならない。

ゴールを最初にきめて、はじめから、そのゴールが達成できる事業としての組織・行動をする。

自分一人しかいないスタートの時点から、将来最終的にどういう事業になっているかをもとに組織図をかく。

必要な役割を全てリストし、それぞれの具体的な職責と職務内容をかく。
最初はだれか他の人を雇うまですべて自分の名前で埋めなければならないけど、組織が大きくなった時にはすでに明確な役割とマニュアルができているのでうまく引き継げる。

7年後に1億円で売却するのなら、支社はいくつあって、それぞれの売上、利益、資産、負債、スタッフはどうなっている?

最初は「えー組織図とかマニュアルとか古くさい大企業っぽくてクールじゃないな」みたいに思ったけど、違いました。

なんとなく自分で全部やってたのを、人を雇ったからといってあと任せる、というのは委任ではなく放棄だ、と繰り返し本の中でもでてきますが、
それぞれの役職の責任が明確でマニュアルもあったらどんな人にどう任せればいいかが分かっているので放棄にはならないんです。

任せられる側からしてもかなり助かるはずだし、いつでも内容はアップデートできる。

そして適切なところで職人の自分を発揮させたり、職人を雇って思う存分楽しんでもらうと。

「あて」で進めていくよりたしかによさそう。

すでに目標が叶ったつもりで行動するというのは、日頃のビジュアライゼーショントレーニングみたいなもんかな。

こうして自分の中の3人の人格が協力しあってはじめてうまくいくんだという視点は、大事にしていきたいですね。

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