ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来:安心、自由、ワクワクが共存する社会へ

2019-07-25
カテゴリー: 生活の豊かさ

今話題のエストニアについて最新の情報がわかる本を読みました。

エストニアが電子政府化したことは少し話題になってましたが、
具体的に何がそんなにいいのかこの本を読むまでしっくりきていませんでした。

まとめるなら、

  • 政府を電子化することでムダがとことん排除され、便利で安全なサービスがいつでもどこでも受けられるようになった。
  • E-residency制度によって電子化した政府の恩恵を世界中の人が受けられるようになったことで優秀な人材がエストニアを介して一緒に働きはじめた。

という2点がとくにクールだと感じた部分だったのでピックアップして紹介します。

政府を電子化することでムダがとことん排除され、便利で安全なサービスがいつでもどこでも受けられるようになった。

エストニアの行政サービスの99%は、365日24時間いつでもどこでに居ても高速でうけられる。
税金の申請もスマホで10分もあればできてしまう。仮に海外に居ても。

赤ちゃんが生まれたら10分もしない間に電子IDが与えられて、受けられる子育て支援などの制度に自動で申請してくれる。

日本では市役所で2時間待たされた挙げ句書類が他の市役所から取り寄せないとならないといって結局後日やり直しになったりは日常茶飯事らしい。
そして住所変更のたびに市役所や警察に行って住所変更手続きをしなくちゃならない − また僕みたいに運が悪いと警察のハンコが不鮮明という理由でネット証券から口座開設を断られたりも。笑

書類もハンコも存在しないエストニアでは一回どこかの行政機関に住所変更の通知をしたら自動的にすべての行政サービスに反映されるので何回も違う場所に申請する必要はない。さらば官僚主義!

エストニアではお金も人も居なかったからとことん合理的にならざるを得なかった結果、日本では神聖視される「今までこうだったから」を排除してきた。

ドラゴン桜2の1コマを思い起こさせる…

政府の責任はブロックチェーン技術を利用した本人確認制度の”X-Road”を提供すること。
そして電子化されたサービスはすべてX-Roadを基盤としているのでデータの改ざんがほぼ不可能で、情報の完全性が担保されるという仕組みです。

さらにX-Roadを利用した民間サービスが多くつくられたことで安全、便利なサービスがどんどん増えていった。
TaxifyやAgrello、Jobbaticalなどがいい例で、どれも素晴らしいサービス(本書で詳しく紹介しています)。

E-residency制度によって電子化した政府の恩恵を世界中の人が受けられるようになったことで優秀な人材がエストニアを介して一緒に働きはじめた。

E-residency制度とは2014年にエストニア政府が打ち立てた制度で、
これを利用することでエストニア国民向けのサービスをエストニア人でなくても受けられるようになるというもの。

つまりE-residencyを持てば誰もがエストニアで会社を作ったり、銀行サービスを使ったり、行政サービスを受けられる。

世界中のどこに居てもE-residencyを利用してエストニアで起業できるので、
E-residencyを持つ者同士で雇用契約や請負契約も結べる。
その結果世界中の優秀なデジタルノマドたちが集結する。

そうしてエストニアの目指す「個人がもっと自分らしく、もっと自由に生きていくことができる」新たな社会が生まれている。

これをつまらなくない未来と呼ばずなんと呼ぶか。

本を読むとより詳しく、

  • なぜ人口130万にしかいない資源も金もなかった国でこんなクールなことが可能になったのかという経緯
  • 日本という国が学べるところ
  • 制度について詳しい解説
  • エストニアで活躍するスタートアップや現役大統領とのインタビュー

などが読めます。

エストニアやデジタルノマド、ブロックチェーンの実用などに興味ある人はぜひ読んでみてください!

今回の本のリンク

カテゴリー: 生活の豊かさ