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ブログ"Wait but why" から、The Tail End(人生の終わりに向かって)の日本語訳

2022年10月30日

限りある時間の使い方 人生は「4000 週間」あなたはどう使うか? という最高な本があるんだけど(誓って言うけど生産性を上げようといった内容ではない、むしろ逆)、その著者のオリバー・バークマンがThe Tail End(人生の終わりに向かって)っていうブログポストを紹介してて、人生観変わるような内容だったので以下その翻訳です。


去年のポストで、人間の寿命をビジュアルに起こして紹介した。

年単位: Years

月単位:

Months

そして週単位:

Weeks

その記事書いてるときに日単位のチャートも作ったんだけど、少しやりすぎかなと思って使わなかった。でもまぁ、いいや。

Days

僕にとって日単位のチャートは週単位のチャートぐらい衝撃的。一つ一つの点はたった一回の火曜日や金曜日や日曜日を表してるだけなのに、90 歳まで生きるラッキーな人の人生でさえ全ての日を 1 枚の紙の上に収められてしまう。

けど”人生を週単位で”のブログを書いて以来、また別のことを考えてる。

時間で人生を測るんじゃなくて、活動や出来事で測ってみるとどうだろう?自分を例に考えてみるとこう:

僕は 34 歳なので、すっごく楽観的に考えて、90 歳まで棒人間を描き続けられる。そうすると、残りの冬は 60 回もないってことになる:

Winters

スーパーボウルも残り 60 回くらい: Superbowls-600x563

海は冷たくて体を入れるのは正直つらいので、年に 1 回くらいしか入らない。変な話、残りの人生で海に入るのはたった 60 回かもしれない: Ocean-600x436

ブログの研究以外だと、僕は年に 5 冊くらい本を読む。死ぬまでにいくらでも本を読めるような気がしてるけど、実際には 300 冊しか選べなくて、他の本は読むことができず、その内容がなんなのか全く知らないままこの世を去ることを受け入れなきゃならない。 books

ボストンで育ったので、レッドソックスの試合によく行ってたんだけど、もう引っ越してしまったから、またそこに戻らなければ今のペース(3 年に 1 回くらい)で続くだろう。つまり、この 20 個の小さな点が、残りのフェンウェイパーク訪問ってことになる:

sox

僕の人生で今まで 8 回の大統領選挙があって、残りは 15 回くらい。5 人の大統領を見てきて、このペースなら、あと 9 人くらいかな。

presidents

ピザは月 1 で食べるから、残り 700 回くらいはチャンスがある。餃子の未来は明るくて、中華は月 2 で、毎回 6 個は必ず食べるから、めちゃくちゃ大量の餃子が未来で待っている:

dumplings-small

でも実際、僕が本当に考えていたのはこういうことじゃない。今挙げたことのほとんどは、毎年だいたい同じくらいの頻度で起こるから、時間的にバランスよく配分されている。人生の 3 分の 1 を生きてるなら、これらの経験も 3 分の 1 くらい済んでる感じ。

僕が気になっていたのは、こういうのとは全然違う、人生においてめちゃくちゃ大事な部分。 これらの例とは違って、時間的に均等に配分されてない。 [もう終わった/まだ残ってる]の割合が、人生の進み具合と全然合わないものだ:

それは人間関係。

60 代半ばの両親のことを考えていた。18 歳までは、ほぼ毎日(90%以上)、両親と過ごす時間があった。 でも、大学に行って、ボストンを出てからは、年に 5 回くらいしか会っていない。それも 2 日くらいずつ。 年間 10 日。 年間のうち一緒に過ごしている時間は、子供の頃に比べたら、たったの 3%だ。

両親は 60 代半だから、すっごく楽観的に考えて、僕が 60 代になるまで両親が元気でいてくれる、めちゃくちゃラッキーな人間だと仮定しよう。 そうすると、あと 30 年一緒にいられる。 年間 10 日のペースが続くとしたら、残りの人生であと 300 日はママとパパと一緒に過ごせることになる。 18 年間の子ども時代のうちの、1 年分にもみたない時間だ。

こういった現実を直視すれば、人生はまだ終わりじゃなくても、大切な人との時間は終わりに近づいているかもしれないって気づく。 僕がめちゃくちゃラッキーな仮定を崩さず、両親が頑張ってくれる前提で、ビジュアルに起こすと、このことが痛いほど明確によく分かる:

parents-small

こうしてみると高校を卒業した時点で、両親と直接一緒に過ごす時間のうち、93%はもう使い終わってしまってることがわかる。 今は残った%を謳歌していることになる。 We are in the tail end.終わりに向かってるんだね。

僕の二人の姉妹との関係も似たような感じだ。 それぞれ 10 年と 13 年、一緒に住んでた後、今は国を横断して離れて暮らしてて、年に 15 日くらいしか会えていない。 うまくいけば、一緒に過ごせる時間の 15%くらいが残ってるって程度だ。

古い友達も同じような感じ。高校の時は、同じ 4 人と週 5 くらいでハートってカードゲームをやっていた。 4 年間で 700 回くらい集まったはず。 今じゃ、みんな国中に散らばって、生活もスケジュールも全然違うから、5 人全員で集まれるのは 10 年で 10 日もないかも。 このグループは残り 7%って感じかな。

さて、これを知ったうえでどうしたらいいだろう?

700 歳まで生きられる技術が開発されることを密かに期待してるけど、それは置いておいて、3 つのことが言える:

  1. 大切な人と同じ場所に住むのは、めっちゃ重要。別の場所に住んでる人より、同じ街に住んでる人との時間は 10 倍くらいある。
  2. 優先順位は大事。誰かと会える残り時間は、その人があなたの人生でどれだけ優先順位が高いかで決まってくる。この優先順位は、必ず自分で決めよう。なんとなくの惰性じゃなくて。
  3. 質の良い時間は大事。大切な人との時間は残り 10%しかない。彼らといっしょにいるときにはそのことを念頭に置いて、その時間にふさわしい扱いをしよう:かけがいのない時間にふさわしい扱いを。