Deep Work - マルチタスクの神話を捨ててストレスフリーに!

2019.03.28

マルチタスクをこなすと、ものすごい疲れて「仕事した感」を感じてしまいますよね。

けど実は人はマルチタスクは本当はできず、僕らがやってるのは「タスク・スイッチング」のようです。 Cal NewportのDEEP WORK - 気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法という本ではこのことについて非常に分かりやすく説明していました。

いくつも同時進行で何かをこなしている「気がしている」ときは、実際は複数の対象に注意が行ったり来たりを高速で繰り返している状態。 これではとても集中しているとは言えません。

一度集中をそがれると、再び集中状態に戻るのに45分かかるそうです。 そしてこの集中を阻害するのには、一瞬メールを開いたり、隣の人に話しかけられただけでも十分というので困りもの。

だから何か重要なことに取り組むときには、他のことは一切無視してメールに返事するのはあとでまとめてやらなくちゃならないということになります。

車は走り始めが一番ガソリンを減らすし、エアコンもつけた瞬間が一番電気を使いますよね。 人もマルチタスクをしているとすごく疲れるし、おかげでとても生産的になっている気がしてしまう。 オフィスのみんなも褒めてくれる。「あいつあちこち走り回ってすごい頑張ってるな!」って。

けどこれでは実は生産性とは真逆の道をいっているし、どんどん注意力や幸福感が削られていくばかりなのです。

もう一つ、Tim Ferrissの週4時間だけ働くに出てくる僕のお気に入りの例をあげます。

洗濯物をするときに

  1. 一枚ずつ洗って、一枚ずつ乾かして、一枚ずつ畳んで、一枚ずつタンスにしまってから、次の洗濯物にとりかかるか
  2. ある程度溜まったらまとめて洗って、まとめて乾かして、まとめて畳んで、まとめてタンスにしまうか

どちらが効率がいいでしょうか?

極端かもしれないけど、もし僕たちがメールやラインのメッセージを受ける度に開いて確認して返信までしていたら、まさに一枚ずつ洗濯をしているのと同じことなんです。

今すぐマルチタスクの神話を捨てて、今日一日本当に必要なことだけを終わらせましょう!

P.S. 本当に必要なことを見極めるために僕が使うのは、 今日一日、たった一つのことしか成し遂げられないとしたら何をする?と問いかけて、その一つのことをなるべく午前中にクリアします。 そうすればその日は勝ったようなもん。

あとは80対20の法則なんかも参考にしています。